JA信州諏訪は8月25日・26日、諏訪市のカクイチA-SITE諏訪インター店で「カクイチ&JA農業機械合同展示会」を初めて開いた。会場近くのほ場で農業機械の実演会も行った。多くの農業関係者が来場し、目当ての商品を見て回っていた。
普段、農業機械はJA農機センター、農業用倉庫は株式会社カクイチなど、専門業者が販売している。今回はJAと同社共通の「農業用倉庫に農業機械が格納されているようすを見てもらい、自身の作業場に設置した場合のイメージづくりをしてもらう機会をつくりたい」という思いから、連携して開催することとなった。同社によると、県内JA初の試み。また、新型コロナウイルス5類移行後初めての夏を迎え「新しい取組みで農業を元気にしたい」という願いも込められている。
2日間で、管理機、トラクター、コンバイン、ラジコン草刈り機などの農業機械80台、農業用倉庫8棟を展示した。JA職員や同社員、農業機械メーカー8社の担当者が、来場者の要望を聴き取り、ニーズに合った商品を案内した。
25日のラジコン草刈り機の実演会は、来場者・JA職員ら計25人が参加。農業機械メーカー5社の担当者が商品の特徴やおすすめポイントを説明後、実演を行った。参加者は操作の仕方や性能の違いを確認していた。26日はトラクター・作業機の試乗・実演を行った。
富士見町の男性(88)は「農業機械に興味があり来場した。新商品がたくさんあり、大変参考になった」と振り返った。
JAの清水浩明基幹農業機械センター長は「展示会・実演会ともに大勢の方にご来場いただいた。今後もJAの農機具部門として職員一同日々の業務に励み、組合員の皆さんへ全農共同購入トラクターを始め、全農長野推奨機種、スマート農機など、幅広い情報発信に努めていく」と話している。