防災意識を高める 定例会でパッククッキングを学ぶ

JAみなみ信州
パッククッキングを学ぶエプロンサポーター
パッククッキングを学ぶエプロンサポーター

JAみなみ信州のエプロンサポーター12人は24日、飯田市鼎の同JA調理室で8月の定例会を行った。9月の防災月間を前に防災意識を高め、災害時に役立つ知識を身に付けようと「パッククッキング」を学んだ。エプロンサポーターは女性部の各支部員から任命され、組合員や地域の豊かな暮らしのための講習や実技指導、JAと地域をつなぐ活動、子どもたちへの食農教育などを主な任務としている。月に1度の定例会で様々な技術や知識を学び、主に同部各支部で講師として現在15人が活躍している。
この日は講師に防災士の資格を持つ飯田短期大学生活科学学科の高木一代准教授を招いた。災害時のライフラインの復旧に最も時間がかかるのが水道だということから、今回は水の利用を最小限に食材の持つ水分や旨味で調味料が無くてもおいしく調理できるメニューを選んだ。ごはん・ミネストローネ・なんちゃって卵焼き・蒸しパン(2種)の4品を調理。メニューごと材料をポリ袋に入れ、湯を沸かした鍋で茹で40分ほどで4品が完成した。また新聞紙で器をつくるなど災害時に役立つ身近な物の活用法も学び知識を深めた。
参加者は「ポリ袋を使って簡単に料理ができ普段忙しいときにも活用できそう。調味料がなくても素材の味を活かしておいしくでき驚いた。支部の部員にも伝え防災意識を高める取り組みをしていきたい」と話した。
高木教授は「非常時のあたたかな料理は心を落ち着かせてくれます。簡単にできるのでぜひ家でも挑戦してほしい」と話した。

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