露地栽培のブドウの出荷がJA管内の各地区でスタートした。今年度は前年比101%の93万ケース(1ケース5キロ換算)の出荷を見込んでいる。
8月27日、JAながの須坂共選所(須坂市日滝地区)では「ナガノパープル」や「巨峰」など約400ケースを地元生産者が持ち込んだ。須高地区全体では各種合わせて約1000ケースが出揃い、職員らが房形や粒数などを丁寧に検品した。関東や中京、関西方面など全国へ向けて出荷される。
70代男性の生産者は「天候の影響も少なく着色や玉の肥大が良く例年より良い仕上がりとなった。私たちのブドウを全国で待ってくれている皆さんに味わっていただきたい」と話す。また、出荷を控え開催した目揃会では、約200人の生産者が出席して生育状況や荷造りのポイントについて説明。9月中旬より出荷予定の「シャインマスカット」や「クイーンルージュ®」などについても取り扱い方針の確認がされた。
JA管内の直売所では、ブドウの各品種が手頃な価格で購入できると毎年好評の「即売会」を今年も開催予定。ホームページや公式インスタグラム、広報誌などで宣伝している。