インターン研修生を組合長が激励 要望を聴いて就農につなげる

JA上伊那
インターン研修生(中)を激励する西村組合長(右)
インターン研修生(中)を激励する西村組合長(右)

JA上伊那は農業インターン研修制度に取り組んでいる。地域農業の担い手や農業へ新たに参入する若者が管内の農業者として独立し、効率的・安定的な農業経営をできるようになることが目的。8月23日には、JAの西村篝組合長が今年度の研修生2人のそれぞれの研修先園地を訪問。本人や受入農家と対話することで、要望など意見を聴いた。
同研修制度はJAが主体となり、行政や上伊那農業農村支援センターなどの協力で1996年から行っている。研修生は先進農家などで最大3年間の研修を受けることができる。今までに合計99人が受講し、定着率は約80%。
今回はさらなる上伊那での定着につなげるため、西村組合長が実際に現地を訪れ、研修生や受入農家と意見交換することで現状や要望を確認した。訪問先では「JAとお互いに情報交換できる機会をもっと増やして欲しい」「選果の目を養うために選果場での研修も取り入れたらどうか」などの声が上がった。
JAの西村組合長は「2人とも一生懸命に楽しんで取り組んでいた。いただいた要望を生かして、JAとしてできる限りの応援をしていきたい」と話した。

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