ダイコン種まき 土に触れて学ぼう/諏訪市立湖南小学校

JA信州諏訪
ダイコンの種をまく児童
ダイコンの種をまく児童

JA信州諏訪諏訪中央支所湖南営業所は8月24日、諏訪市立湖南小学校の農業体験に初めて協力した。支所食農活動の一環として、地元JA監事の関雅一さん(68)とJA職員が参加。同校敷地内にある23平方メートルの畑で、1年生44人にダイコンの種まきを指導した。
関さんは6年ほど前から地域ボランティアの活動を始め、母校である同校の畑の活動にも携わり始めた。今年5月のJA通常総代会でJA監事に就任したことをきっかけに、農業を通じた同校とJAのつながりを図り、今回の活動が実現した。
同畑では関さん指導のもと、毎年1年生が春から夏にかけてジャガイモ作りを行ってきたが、夏休み前には収穫を終えて畑が空いてしまう。そこで関さんはJAの協力で、児童に二毛作を体験的に理解してもらおうと考えた。JAは品目選びや土作りから協力してきた。
畑に入る前に、関さんは種まきの手順を説明。児童に「種はパラパラとまいて、種同士がくっつかないように」と指導。児童たちは名簿順に畑に並び種をまいた。
小口瑛太さん(6)は「ダイコンの種は小さいから、どこかに行かないように気を付けた」と話し、田中結希さん(6)は「初めてやったけど楽しかった。早く大きくなってほしい」と笑顔で話した。
関さんは「食べ物を作ることが大切で楽しいことだと知ってほしい」と話した。
今後は水やりや間引き、防除などの栽培管理をしながら、10月の収穫を目指す。収穫後は学校で調理して皆で味わう予定だ。

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