JA上伊那果樹部会は8月17日、箕輪町のJA上伊那果実選果場で上伊那早生果実出荷規格査定会を開いた。同部会りんご専門部や梨専門部の役員、JA担当職員ら12人が出席。りんご「つがる」と梨「幸水」の現物査定を行い、本格的な出荷を前に品質の統一化を図った。
今年は高温の日が続いたことで「つがる」では日焼け果が、「幸水」では果肉のやわらかさが心配され、小玉傾向にある。生育状況は例年より早まっているものの順調で、両品種とも8月下旬には最盛期を迎える。
この日は、それぞれ用意されたサンプルを使って選果規格を確認。JA担当職員は「選果基準をしっかり確認して、品質の良い上伊那の果実を届けたい」と話した。
部会は専門部役員やJA担当職員を中心に各地区で出荷説明会を実施。今回決定した選果基準をもとに品質の統一化を呼びかける。