適期収穫・乾燥調製で全量1等米出荷を目指す/「籾摺調整技術者講習会開催」

JA大北
JA営農技術員より説明を受ける参加者
JA営農技術員より説明を受ける参加者

2023年産米の収穫時期を目以前に控えた大北地域で22日から、JA大北、県北アルプス農業農村支援センターなどが主催する、籾摺調整技術者の講習会が管内各地で開かれた。
22日、松川村のJAホールまつかわで開かれた講習会に松川村の水稲生産者約110人が集まり、長野米の販売情勢、2023年産米の自主統一規格や適期収穫と乾燥調製技術などを研修した。
JA大北営農技術員・南部工機燃料センター、県北アルプス農業農村支援センターでは「田植え以後、気温の変化が激しかったが、梅雨明け後は連日猛暑となり各品種とも出穂は前年より1週間ほど早い。同割米の発生しやすい状況にあることから、刈り取りの適期を逃さないように品質向上の手順を確認し、水分調整については細心の注意を払ってもらいたい。また、ノビエ、クサネムなどは刈り取り前に必ず除去すること。籾摺調整技術者の皆さんについては、最後の仕上げとして乾燥調整に十分注意して良質米生産を心がけてほしい」などと話し、JA大北の玄米水分自主統一規格14.5%などを確認した。また、秋の農作業は事故も多発することから、コンバインなど農業機械を使用する際の安全確認、適切な操作を怠らないように呼びかけた。研修会では各生産者が持参した玄米の水分を測る「水分計」の誤差調整を農産物検査員が行った。この講習会は28日まで管内7会場で開かれる。

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