稲刈り開始 管内で初

JA上伊那
上伊那最初の稲刈り
上伊那最初の稲刈り

JA上伊那管内で8月18日、早くも稲刈りが始まった。水稲は同JAの主力品目のひとつ。2023年度は販売高約32億円を目標に、安全・安心、高品質、良食味の「かみいな米」の生産に取り組んでいる。今年は6月中旬以降、気温の高い日が続いたことで平年より生育は5日ほど早まっている。稲刈りの最盛期は9月中・下旬、収穫量は1万4000トンを見込む。
この日、管内で最初に稲刈りを行ったのは伊那市の株式会社中坪ノーサン。社員3人が約15アールの「五百川」を刈り取った。
同社では高齢化などを理由に生産ができなくなった農地の受託も行っている。播種作業からすべてを自社で行い、田植えや収穫時期が集中しないよう「コシヒカリ」を中心に、早生品種「五百川」や「スーパームーン」、もち米「こがねもち」の4種類を、約32ヘクタールで栽培する。
同社の登内美穂社長は「今年は高温の日が続いたため、水管理には特に気を付けてきた。今後も適期収穫を心がけ、高品質の米を皆さんに届けたい」と話した。

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