ジュース用トマト出荷量確保へ呼びかけ

JAグリーン長野
検品する営農技術員
検品する営農技術員

野菜部会ジュース用トマト専門部で8月上旬、「ジュース用トマト」の出荷が最盛期を迎えている。ジュース用トマトは、長野市松代地区と信更地区の生産者9戸が栽培し、契約取引先の長野興農と日本デルモンテ(株)2社に出荷。出荷者の減少により減産傾向だが、JA契約量62.8トンの出荷量確保と、新規栽培者の確保への働きかけに努めている。
松代地区の出荷は7月26日から開始。8月1日から10日までは連日集荷期間を設け、出荷ロスの削減を支援。業務加工用となるこのトマトは、出荷規格は生食に比べて簡素化されていることから、生産者段階の細かな選別作業は不要で、労力が軽減できる。ただし、病害果や腐敗果は混入させないことを7月24日の講習会で徹底。8月3日には営農技術員が出荷物を点検し、規格に沿った出荷がされていることを確認した。営農技術員によると、「収穫時期が高温環境となり、収穫物に重量もあって厳しいとの意見もあるが、収穫・選別作業に労力がかからず、比較的栽培も容易。契約栽培によって手取りの確保につながるので、声をかけていきたい」と話している。集荷は8月末頃までを見込む。

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