JA女性部「つぼみの会」 小学校クラブ活動で食育講師

JAみなみ信州
ゆっくり丁寧に蕎麦を切る児童ら
ゆっくり丁寧に蕎麦を切る児童ら

JAみなみ信州女性部龍江支部の目的別グループ「つぼみの会」は7月20日、飯田市の龍江小学校クラブ活動で地元産食材を使用した料理作りの講師を務めた。郷土料理クラブを選択した4年生から6年生の14人が信州の郷土食「ソバ」を“打つ”から“食べる”までを経験した。
この日は地元産のソバ粉とネギ、大根を食材に使用し、同グループ8人と龍江地区でソバの栽培から調理提供までを行う有志グループ「二八会」メンバー3人が調理を指導。3班に分かれた児童は同会メンバーがソバ打ちの手順を説明しながら手際よく作業を進める姿を真剣な表情で見つめ、ソバ粉が団子状になり麺棒できれいに引き伸ばされていく様子に歓声をあげた。その後ソバ包丁の使い方の指導を受けた児童はひとりひとり切る作業を体験。初めて触る包丁の感覚に慣れず苦戦していた児童も徐々にコツをつかみ、ゆっくりと丁寧に作業を進めた。
作業を終えた児童は「初めての作業で太くなってしまったが楽しかった」や「いつもはうどんを食べるがソバが好きになった」と笑顔でできたてのソバの味を楽しんだ。
同クラブ担当の春井久美子教諭は「普段よく口にし馴染み深いソバだが、粉から作る体験は貴重な経験になった。地域の皆さまの協力に感謝したい」と話した。
同グループの前澤春枝代表は「同クラブは入りたくても入れないほど人気があると聞きうれしく思う。こちらも楽しく交流させてもらっている。児童たちの喜ぶ姿を励みに今後も安全安心な食を伝え続けたい」と話した。

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