第44回花き品評会 生産者の技“光る”

JAあづみ
審査員による厳正な審査が行われた
審査員による厳正な審査が行われた

JAあづみ花き専門委員会は3日、安曇野市役所で第44回花き品評会(切り花一般部門)を開いた。同所での開催は4年ぶり。
管内生産者16人が、9品目114点の切り花を出品。花き専門家5人が入賞作12点を選出し、優秀賞の松本地域振興局長賞には上條秀夫さん(=豊科)のトルコギキョウが輝いた。
JA営農経済事業部農産課によると、今年は小菊やアスターなど、盆花の開花が例年よりも早く盆花に係る出品点数が増加した。トルコギキョウの生育は終盤となり、出品点数は減少したが、カーネーションや盆花を中心に華やかな品評会となった。
審査には県農業技術課や松本農業農村支援センターなどの3人が参加。草姿や形状、病害虫による傷害の有無、芽かきなどの栽培管理が正しく行われているかなどを審査。
松本農業農村支援センター技術経営普及課の小田中一彦係長は「春先は昼夜の寒暖差が極端で、7月に入ると猛暑が続き、花き栽培にとっては難しい年だったが、出品された花きはどれも良質で、高い技術が光る品々だった」と講評した。
同品評会は管内の花き園芸事業総合的発展振興のため、生産物を一堂に展示し、商品性の追求と栽培技術の向上を目指し、優良栽培農家を表彰している。受賞者は2024年3月開催予定の23年度花き専門委員会総会で表彰する。
塚田高裕委員長は「人流の多い場所で安曇野産花きの品質の高さをしっかりとPRできた」と強調した。
入賞者は次の通り。かっこ内は地区名。(敬称略)
▽優秀賞=唐澤秀昭(堀金)矢口博茂(堀金)▽優良賞=望月勝志(穂高)矢口博茂(堀金)▽金賞=栗原郁雄(有明)唐澤秀昭(堀金)逸見兼良(梓川)太田明久(堀金)▽敢闘賞=飯嶋俊一(三郷)小林寿次(堀金)北林秀明(堀金)

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