シナノリップ収穫出荷説明会 適期収穫を心がけて

JA上伊那
出荷に向け目ぞろいを行う生産者
出荷に向け目ぞろいを行う生産者

JA上伊那はシナノリップ収穫出荷説明会を開いた。7月3日と7日の2日間に分けて、管内4会場で開催。これから迎える最盛期に向けて、今年の生育状況や出荷要領などを確認した。
管内のシナノリップは栽培を始めて7年、出荷6年目となる。当初の木が成木となってきたことで品質が安定し、収穫量も増えている。今年は一部園地に春先の凍霜害の影響や、7月に高温が続いたことによる日焼け果、鳥害・夜蛾による被害が発生しているものの、生育状況は順調だ。出荷は8月4日から始まり、19日まで続く予定。盆前が最盛期となる見込み。
7月3日、中川村の園地で開かれた説明会には生産者28人が出席。シナノリップは開花期が長く収穫期間に差が出やすいため3回以上に分けて収穫を行うことや、果皮の着色が果肉の成熟に比べ先行しやすいことから収穫時期は果皮の着色のみで判断しないよう説明した。その後、目ぞろえや熟度調査が行われ、生産者は出荷規格や収穫の目安を確認した。
JAの担当職員は「果実の地色を見ながら収穫時期をしっかり確認し、より良いものを出荷してほしい」と呼びかけた。

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