JA上伊那の各支所で今年も准組合員限定イベントが開かれている。7月30日、伊那市にある春富支所は「キャベツ祭り」と題して開催。9組27人の家族が参加し、収穫や飲食を通してJAや農業の大切さをPRした。
同JAは准組合員を地域農業の応援団として位置づけている。同イベントでは応援団としての理解を深め、JA事業の利用・参加を促す目的で2019年より開催。支所ごとに特色のあるイベントを計画している。
キャベツの収穫体験では地元の農事組合法人はるちかが協力した。参加者は業務用キャベツの圃場で大きい物で4キロにもなるキャベツを家族で協力して収穫した。
その後は春富支所に隣接する春富ホールで、親へはJAの各事業の概要について説明、子どもたちは菓子がもらえるゲームに挑戦した。また、(農)はるちかで収穫されたキャベツを使ったカレー・サラダ・ピクルスのキャベツ料理でランチ会を行い、農業の楽しさや大変さ、上伊那産キャベツのおいしさを味わった。
参加した家族の母親は「楽しみながら農業が学べて、子どもたちにも良い影響になった」と話した。また子どもは「キャベツがとても大きくて驚いた。キャベツの収穫は体験したことがなかったのでとても新鮮だった」と笑顔で話した。
今後、各支所では管内を回りさまざまな農作業体験をする社会科見学や地元食材を使用した加工体験などが行われる予定。