JA上伊那と上伊那農政対策委員会は、伊那市の「子どもの未来応援事業」に協賛し、上伊那産米の無償提供を今年も行う。「フードバンクいな」を運営する伊那市社会福祉協議会へ毎月40キロ(最終月60キロ)、年間で500キロを提供する。
7月31日、同委員会の委員長でJAの西村篝組合長とJAの白鳥健一営農経済担当常務らが伊那市役所を訪問。白鳥孝市長と同社協の林俊宏会長へJAのプライベートブランド「伊那華の米」を贈呈した。
同事業は、子どもの貧困対策として2021年に始まり、今年で3年目。JAは持続可能な開発目標(SDGs)や食農教育の一環として、子どもたちの居場所づくりや食料品などの提供、配食などを行う「伊那市子どもの未来応援隊」に登録している。
西村組合長は「将来のある子どもたちに上伊那地域のお米を食べていただき、未来につなげてもらいたい」と期待した。白鳥市長は「一番の基本であるお米を毎月いただけるのは非常にありがたい。夏休みで給食が食べられず困っている子どもたちに届けたい」と感謝した。
提供した米は、子ども食堂や、同市が行う「カレー大作戦」などで活用される。