JA・農家巡りツアー企画 施設見学し新たな発見

JAあづみ
北部低温農業倉庫内を見学する参加者ら(安曇野市穂高)
北部低温農業倉庫内を見学する参加者ら(安曇野市穂高)

JAあづみは27日、第2回フレッシュミズセミナーを開き、市内在住の親子16人が参加した。同セミナーは、管内の食や農業に関心を持つ、おおむね50歳までの若い女性を対象に『日常生活がちょっと楽しくなる』をテーマに食農活動を展開している。農業者に加えて、農業以外の仕事への従事者でも参加できる。2023年度は6月に開講。24年1月までに計6回の講座を予定している。
今回は「JA・農家巡りツアー」を企画。JAの施設や夏秋イチゴハウス、野菜農家の畑、安曇野市堀金にある株式会社JAアグリエール長野を見学した。
高機能肥料の開発・製造・供給を行う同社では、BB肥料の製造過程や土壌診断の様子を見学。同社担当者はBB肥料や土壌分析の仕組みなどを説明し、「自分が育てる場所、作物にあった肥料を選んで欲しい。わからないことがあればJAに相談を」と述べた。
また、最大6000トンの米を貯蔵するJA北部低温農業倉庫を訪問。JA職員が施設の概要や米の検査方法などを説明し、参加者は熱心に耳を傾けたほか高さ約5mに積み上げられた圧巻の米俵を見て、親子で写真を撮るなど普段見ることの出来ない景色を楽しんだ。
家族4人で参加した瀬川恵美さんは「各施設を見学して新たな発見があり、畑の見学では農家さんの苦労を知れた。子供たちがご飯を残さず食べるきっかけになれば嬉しい」と話した。
次回は8月31日に「野菜ソース作り」、第4回は10月26日に「りんごを使った料理教室」をそれぞれ安曇野スイス村ハイジの里の食育ルームで行う予定だ。

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