飯田市鼎のJAみなみ信州農産物直売所およりてふぁ~むは29日、「およりてサマーフェス」と題して3年ぶりとなる納涼祭を開いた。新鮮な農産物の軽トラ市のほか、新たに音楽イベントも取り入れるなど、大人から子供まで楽しめるよう企画。夕方から開催したイベントにも2,000人以上と多くの家族連れが訪れ思い思いにイベントを楽しんだ。
イベントでは店先に置かれた軽トラの荷台いっぱいにきゅうり、パプリカ、ナスなど新鮮な夏野菜が積まれ、トウモロコシや伝統野菜も並び生産者が買い物客に声をかけるなど立会販売した。また地元の飲食店によるキッチンカーが並んだほか、音楽イベントでは地元団体や小学生、保育園児による和太鼓の演奏や元気いっぱいの歌やダンス、同JA女性部山本支部によるフラダンスなどのステージが披露され、参加型のど自慢カラオケ大会も会場を盛り上げた。
同直売所の中平満所長は「これまでやってきた納涼祭の良さも残しながら、コロナからの復活を感じさせるようなフェスにしたいとスタッフ一丸となって準備してきた。音楽イベントなど新しい要素にもチャレンジして、元気を感じてもらいたかった。生産者の皆さんはもちろん、地域の方や業者の方々、様々な応援があって盛大に行うことができた。これからのくだものシーズンもこの勢いを更に加速して盛り上げていきたい」と意気込んだ。