優良品種選定事業圃場巡回 みなみ信州と上伊那で情報交換を

JA上伊那
パセリ農家から栽培について説明を受ける営農指導員ら
パセリ農家から栽培について説明を受ける営農指導員ら

JA長野県営農指導者会議野菜専門部南信ブロックは7月20日、JA上伊那管内で優良品種選定事業圃場巡回を行った。JA上伊那やJAみなみ信州、JA全農長野南信事業所の担当職員28人が出席。JA上伊那管内で優良品種選定事業や先進取り組み圃場の巡回、JA野菜選荷場を視察した。
この現地検討会は南信2つのJAの営農指導員の技術向上と交流を図ることを目的に、毎年各JA管内で1回ずつ開催。近年はコロナ禍で中止となっていたが、今年6月にコロナ明け初となる現地検討会をみなみ信州管内で圃場巡回を行った。
この日は、上伊那管内で土壌診断を活用した施肥設計で施肥のコスト低減と安定出荷につなげているパセリ農家や、昨年から枠板式高畝栽培をはじめたアスパラガス農家、白ネギの品種試験圃場を巡回。JA上伊那の担当職員や各生産者から説明を受け、栽培管理や施設管理など知識を深めた。また、JA野菜選荷場では出荷までの流れや集荷体制を説明した。
JA上伊那営農経済部園芸課野菜担当の小出順誠係長は「導入している品目はそれぞれ違うが、お互いに技術を確かめながら南信エリアのスキルアップにつなげていきたい」と話した。

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