りんごオーナー契約会 毎年の楽しみ

JA上伊那
選んだりんごの木に木札をつけるオーナー
選んだりんごの木に木札をつけるオーナー

JA上伊那はりんごオーナー制度に取り組んでいる。7月23日には、行政の協力のもと宮田村のふれあい広場でりんごオーナー契約会のセレモニーが開かれ、約90組300人が参加。セレモニー後には村内9戸の園地に分かれ、それぞれ選んだりんごの木に木札をつけた。
29年目となるりんごオーナー制度は上伊那の生産者と都市部を中心とした消費者との交流、地域の活性化などが目的。毎年好評で8割ほどは再契約者だという。今年は伊那市、箕輪町、中川村、宮田村の農家20戸が申し込みのあった415人のオーナーを受け入れている。
当日、オーナーらは園主から良い木の選び方などの説明を受け、日当たりや現在の生育具合を確かめながらオーナーとなるりんごの木を選んだ。
10年ほど利用しているという名古屋から訪れた家族は「子どもと一緒に収穫するのが、我が家の風物詩になっている。今年もおいしいりんごをたくさん収穫したい」と話した。
宮田りんごオーナーの園主会長を務める後藤光義さん(53)は「今年の生育状況は今のところは順調。農家もオーナーもお互いに満足できる収穫の秋を迎えられれば」と期待した。
また、同広場では4年ぶりに地元団体が農産物や郷土食おやきなどを販売したり、セレモニー内で同村の特産品が当たる抽選会を行ったりするなど、宮田村の良さを発信した。

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