JAみなみ信州女性部阿智支部は13日、下伊那郡阿智村の阿智第一小学校の調理クラブの活動の講師として参加した。同支部役員3人とエプロンサポーター2人が参加し、同校4~6年生9人が窯焼きピザ作りに挑戦。地元産の安全安心な食材でピザ作りをしたいと、小麦に特化した食育を行う同JA女性部喬木支部フレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」に協力を依頼し、スピカが地元小学生と作った小麦粉を使用し生地を作った。
同支部の原知冨美代表は「子どもたちの楽しそうに調理する姿が見られてうれしかった。自分たちの手で作ることで調理や食材に興味や親しみを持ってもらえたらうれしい。家庭でも家族と作って楽しんでもらいたい」と話した。
この日はスピカの清水純子さんから小麦粉栽培について説明を受けたあと調理をスタートした。児童らは2人一組で小麦粉をこねて生地をつくり、ソースを塗って具材を乗せた。具材のピーマン・ナス・ミニトマトは同校4・5年生が栽培したものを使い、同クラブ担当の川口純教諭特製のピザ窯で焼き上げた。児童らは「苦手な野菜があったけれど自分で作ったピザだったから食べられた。家でもお母さんとつくりたい」などと話し、自分たちで生地から作る特別なピザづくりを楽しんだ。また旬を迎えているきゅうりを使用し楽しんでもらいたいとトルネードきゅうりの浅漬けも作り味わった。
同クラブでは今年度5回の授業を予定しており、同部員が講師となって地元の郷土料理のほか地元の食材を使った調理を行い、地域との交流を深めていく。