JA上伊那や市町村、市町村農業委員会などで構成される上伊那地区新規就農促進連絡会議は7月21日、伊那市の同JA本所で上伊那地区新規就農者激励会を開いた。令和4年から令和5年5月までに新規就農した10人が出席。それぞれが抱負を述べたほか、JA農業インターン研修制度の修了生には修了証書を授与した。
同会は農業者の確保・育成が上伊那地域全体の課題ととらえ、新たに就農する人を地域全体で支え、将来の上伊那地域の農業を担う農業者へと導くことを目的とし開催している。
会の中でJA農業インターン研修修了証書授与では、JAの白鳥健一営農経済担当常務より今年唯一の修了生である原由さん(33)へ修了証書が手渡された。原さんは同制度を利用しJAの協同会社である株式会社JA菜園で2年間研修を受け、伊那市でブロッコリーとサヤインゲンを栽培。現在は春作型のブロッコリーの収穫を終えたところだ。
今後の抱負について原さんは「皆さんに支えていただいたおかげで無事に春作の栽培を終えることができた。これからはさらに品目を増やして充実させていく」と意気込みを語った。
また、新規就農者に対して白鳥常務は「将来を見据えた生産・販売・機械購入計画、農家・行政・JAとの関係性づくりを基本に健康第一でがんばってほしい」と激励した。
その後は「新規就農した皆さんに伝えたいこと」と題し、県の職員や地元先輩農家が公演した。