シナノリップ着色講習会

JAながの
シナノリップの新梢管理について説明する営農技術員
シナノリップの新梢管理について説明する営農技術員

JAながの須高ブロック(須坂市)では8月初旬より迎える収穫期を前に、シナノリップの収穫前管理講習会を開催した。会場となった生産者の園地には、組合員約30人が参加。今年の生育状況や注意点などについて説明をした。
収穫前には必ず2回に分けて葉摘みをする事や、日焼けを防ぐため果実に付着している葉を、落としすぎないようにするなどの注意点を営農技術員が呼び掛けた。また、新梢管理のポイントとして、枝の特性に応じた管理の方法を実演して見せた。
JAではシナノリップを重点振興品目に位置付けていて、平成30年から早期産地化に向けて苗木の導入や講習会を開き、生産振興に努めてきた。令和4年度は目標を大きく上回る215トンとなった。今年は過去最速の4月20日に満開を迎え順調に生育していたが、凍霜害の影響を受けた事で収量の減少が見込まれる。市内在住の70代男性生産者は「凍霜害の被害を受けたが、今あるリンゴを大切に育てたい。楽しみに待っていてくれている消費者の方にも頑張りたい」と話した。
りんご早生種のトップバッターとして市場からの期待も大きく、JAでは令和6年度には取扱量350トンの目標を掲げている。品種特性として課題はあるが、関係機関と連携して一つ一つ課題を解決していき拡大・普及に努めていく考え。

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