JAみなみ信州南部果樹婦人部は6月29日、同JA本所で同部全体統一体験学習会を開き、京都とリモートでつないで生八つ橋作りを行った。午前午後の2回に分け開催し部員23人が参加した。毎年果樹の作業が本格化する前のこの時期に視察研修を行っていた同部では、その代替として旅行気分を味わい、これからの繁忙期へのパワーになればと今年はじめて企画した。
下條村でりんごを栽培する熊谷節子さん(61)は「研修旅行はできなくても工夫してもらい、集まることができうれしい。思っていたより簡単に八つ橋ができ京都に行った気分でリフレッシュできた。今年もおいしいりんごづくりを頑張りたい」と笑顔で話した。
同部の木下裕子部長は「忙しい時期を迎えていますが、束の間の癒しの時間にしていただきたい。皆で楽しい時間を共有し、今年の果樹栽培も頑張りましょう」とあいさつした。
この日は京都府京都市の観光施設「八つ橋とししゅうやかた」とリモートでつなぎ、「京都へおいでやす~」など講師の京都弁やBGMで京都の雰囲気が漂う中八つ橋作りを行った。参加者は生地を蒸し栗、抹茶、ニッキの3種類の八つ橋を完成させた。基本の三角形のほか、花の形や余った生地で飾りをつくるなど思い思いの八つ橋を作り楽しんだ。