販売高10億円達成 アルストロメリア専門部出荷反省会

JA上伊那
あいさつする木下専門部長
あいさつする木下専門部長

JA花卉部会アルストロメリア専門部は2022年専門部年度(22年6月~23年5月)、目標に掲げていた販売高10億円を達成した。コロナ禍で国内産の需要が高まったことや、夏メリアが定着化したことで年間を通して需要が高まったことが販売高の伸びにつながった。
アルストロメリアはJAの主力品目の1つで、上伊那地域が切り花の生産量日本一を誇る。10億円達成は1981年の同専門部設立以来4回目。昨年度に引き続き2年連続の達成だ。22年度の販売高は過去最高の約10億9000万円、出荷本数約1200万本となった。23年度は販売高12億円、出荷本数1300万本を目標に掲げ、さらなる生産拡大に取り組む。
7月12日には、伊那市のJA本所で開かれた出荷反省会で目標達成を報告した。生産者や出荷先の12市場、種苗会社の担当者、JA担当職員ら72人が出席。販売実績や市場の販売取り組み内容などを確認した。
アルストロメリアは県下の品目別販売実績で最も多く、その中でも上伊那が8割ほどを占める。市場ではコロナ禍で制限されていた産地フェアの再開や、量販店への販路拡大などにより需要が高まっている。また、上伊那地域は関西や中京、関東地域と距離が近いため、今後さらに需要が高まることが期待される。
同専門部の木下穂積専門部長は「目標達成は生産者や市場担当者ら、みんなの努力の結果。全国が注目する産地であり続けられるよう、つながりを大切にしながら前に進んでいく努力を続けていこう」と呼びかけた。

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