中学生が学ぶ 浴衣着付け体験

JAながの
反物を広げて見せる着物を愛する会のメンバー
反物を広げて見せる着物を愛する会のメンバー

JAながのみゆき地区女性部着物を愛する会のメンバーは、7月18、19日の2日間にわたり、飯山市立城北中学校の2年生を対象に“ゆかた教室”を開催した。今年で6年目を迎え、授業の一環で和服の文化や歴史を学んでいる。着物アドバイザーの資格を有している会員らは同中学校より講師の依頼を受け、和装の文化や浴衣のたたみ方、お辞儀の作法を伝えている。
一反12メートルの反物から着物が作られていることを説明し、実際に広げて見せたり洋服とは違って体格差があっても、着物やゆかたは着ることができるなど、洋服との違いを説明した。また、男女1人ずつがモデルとなり着付けの手順を学んだ後、各自用意された浴衣から好みの柄を選び、生徒自ら着付けを体験した。モデル役になった生徒の木鋪翠葉さんは「ゆかたを着付けてもらい、いつもと違った感じでうれしい。夏にゆかたを着て出かけたい」と話し笑みがこぼれた。また男子生徒から「着物を着たのは七五三以来で、今日はとても楽しかった」と話した。
同会の宮﨑輝子さんは「着物も洋服と同じように四季によって素材や種類が変わる。授業ををきっかけに、着物やゆかたを好きになってほしい」と話し、地域への貢献を通じて文化継承の活動を続けていく。

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