小麦「ユメセイキ」検査、品質は良好

JAながの
品質検査をするJA職員
品質検査をするJA職員

ちくま営農センターでは6月30日、主要品種で長野県生まれの小麦「ユメセイキ」がちくまライスセンターへ持ち込まれ、品質検査や等級付けが行われた。ちくまブロック管内では、同品種を中心に約55ヘクタールが栽培され、同センターで検査を受けた後、県内の製粉業者に出荷される。今年は約220トンの出荷を見込む。
検査ではフレコンバックごとにサンプルを採り、均分器で縮分した後、水分や容積重を測って形質や整粒、被害粒などを分析し検査員が等級を付けた。これまでに187トンを検査し、1等比率は87%。営農技術員は「4月の低温で凍霜害や病害の発生が心配されたが、全体的に品質の良い小麦に仕上がっている」と話した。
「ユメセイキ」は小麦粉のでんぷん中のアミロース含有量が低いため、きめが細かく北信地域で郷土料理として親しまれている、おやきやすいとんなどに使用できる。うどんにすると滑らかで粘りとこしがあり、人気の品種。

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