量販店向けコギク 信頼の産地をめざす

JAグリーン長野
下葉や側枝の処理方法を説明
下葉や側枝の処理方法を説明

JAグリーン長野花き部会主力の「コギク」の出荷が7月中旬、本格化する。「量販店向け」として、実需者が扱いやすい草丈に仕上げるもので、盆期間に合わせて予約相対取引期間を設けて鋭意出荷。期間中に32万本、期間外を含めて35万本をめざしている。
部会のコギクは、定年帰農者や花づくり初心者など、毎年生産者を増やし、生産量・産地の維持・拡大に取り組んでいる品目。今年は45人が出荷に取り組む。本格出荷に合わせて7月18日、長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで目揃会を開き、生産者やセンター従業員ら40人が出席した。
出荷規格では営農技術員が、下葉・側枝の処理方法や収穫タイミングの見極め、荷造り方法など見本や実演を交えて伝授。下葉・側枝の処理は収穫時にほ場で行うと効率的であること、つぼみの状態を収穫の判断材料とし、7月中と8月、また冷蔵庫の活用有無によって切り分けることなどを説明すると、生産者は熱心に資料にメモを取った。相澤耕市コギク専門部長は、「いよいよ最盛期を迎えるので、体調に気を付け、出荷を進めよう」と仲間に呼びかけた。
予約相対取引期間は7月12日から8月12日まで。24日からは週5日の集荷体制を取り、目標本数達成と、安定したコギク出荷による産地の信頼確保・取引拡大に取り組む。

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