女性部員が防災を学ぶ 災害を教訓に

JAながの
ゲームで意見を出し合う部員とアドバイスをする講師
ゲームで意見を出し合う部員とアドバイスをする講師

JAながの女性部ながの地区は7月6日、各正副支部長を中心としたリーダーで構成される講座の「愛農(まなびの)ライフセミナー」を開催した。部員同士の交流や女性部のリーダー育成を目的に開催していて、参加する部員は38人。
初回は開講式と「防災について学ぼう」と題し、長野県危機管理部危機管理防災課より講師を招き、4人1グループとなって防災マップで避難先を確認したり、「クロスロード」というゲーム形式で災害時の「いざ」という時の行動について意見を出し合った。
令和元年10月の台風19号災害では、長野県内外やJA管内にも豪雨による甚大な被害があった。自宅が浸水被害にあった部員も多く、防災について関心が高い。ゲームの中では、深夜に水害が発生したらどう行動するかという問に、長野平支部の4人全員が「逃げる」という選択をした。しかし、実際の災害時には市の放送を聞いてもすぐには避難できなかった人も多く、「まさかこうなるとは」と感じていたと話した。
各グループで出された意見を受講者全員で共有し、ながの地区副部長の金子邦江さんは「災害は起きて欲しくないけれど、万が一の時には今回の講座が少しでも役に立てればと思う。防災マップを見て避難場所を確認する事も大切だと感じた」と話した。
同講座は全4回で、今後はJAの施設見学や健康促進の講座を予定している。

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