長茄子出荷会議 鮮度のいいナスの出荷を

JA上伊那
出荷規格を確認する生産者(長野県駒ケ根市で)
出荷規格を確認する生産者(長野県駒ケ根市で)

JA上伊那野菜部会は7月6日、駒ヶ根市のJA南部営農センターで長茄子出荷会議を開いた。生産者や出荷先の市場担当者、JA担当職員ら9人が出席。最盛期を前に生産状況や出荷要領などを確認した。
同JAでは皮が薄く食味が良好な「筑陽」を栽培。近年、品質の良さや他産地の出荷量の減少などにより市場からの上伊那産の需要が高まっている。管内では、今年新たに始めた2戸を含む7戸が栽培。栽培面積は前年対比168%の80アールだ。今年は7月2日から出荷が始まり、9月まで続く予定。最盛期は8月中旬ごろを見込む。
出荷会議ではJA担当職員が出荷規格や選別、出荷時の注意点を説明。長ナスは鮮度が落ちやすいため集荷場に持ち込む前日の夕方か当日の朝に収穫することや、出荷コンテナ内でカビが発生しないよう水分をよくふき取ってから出荷することなどを呼びかけた。生産者は説明を受けた後、出荷規格や出荷コンテナへの詰め方を用意された長ナスを使って確認した。
また会議の後には、新規生産者などの希望者が同市内にある長ナスの圃場を訪れ、仕立て方や摘果の仕方などを学んだ。
JA営農経済部園芸課小出順誠野菜係長は「ナスは鮮度が命。皮が薄く傷がつきやすいため栽培には非常に神経を使うが、全員でいいものを出荷できるよう協力していこう」と呼びかけた。
同JAでは今後、栽培面積の拡大に伴う出荷市場の拡大や有利販売に積極的に取り組んでいく。

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