納得するまでじっくり学べる 帰農塾きゅうりコース

JAみなみ信州
講師の指導を熱心に聞く受講者ら
講師の指導を熱心に聞く受講者ら

JAみなみ信州と南信州農業農村支援センターが行う「帰農塾」は6月28日、下伊那郡高森町の吉川昭さんの圃場で受講者7人が参加し、きゅうりコース第4回目の講座を開いた。定年退職を機に本格的に農業を始め改めて基礎を学びたいと参加している飯田市龍江の吉澤巧さん(66)は「ネットでも情報は得られるが、納得できるまで講師に質問できるのが帰農塾の魅力。今日学んだことをさっそく自分の畑で実践したい」と話しこの日も熱心に質問していた。
同講座では同センターの片桐直樹普及指導員を講師にきゅうりの病害虫防除や整枝などについて学んだ。資料を使った説明のあとハサミを使って実際に作業を行った。参加者は真剣な表情で枝にハサミを入れ、講師や塾生同士で確認し手元を覗き込みながら慎重に作業を進めた。
帰農塾は新たに農業経営に取り組みたい人や直売所等への出荷・販売を目指す人など、農業経営に取り組みたい人を対象に栽培技術指導を行っている。今年は57人が受講し、専門講座「市田柿」「りんご」「なし」「きゅうり」「中玉・ミニトマト」「アスパラガス」の6コースで栽培技術指導を行っている。全受講生対象の基礎講座では土づくりや農薬の取り扱い方法なども学んでいる。

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