JAあづみは6日、4月に断続的に発生した凍霜害に見舞われた農家への支援を求める要請書を安曇野市と同市議会に提出した。千國茂組合長など4人が安曇野市役所を訪れ、太田寛市長や平林明市議会議長に宛てた要請書を手渡した。
被害農家への支援要請として(1)今後、果樹農家の資金繰りの悪化が懸念されることから、資金需要に応じて、必要な利子補給等の支援(2)サビ果等規格外の果実の販売について、訳あり販売に必要な段ボールなどの資材の購入経費への助成措置(3)収入保険制度の支援率の引き上げ及び加入促進に向けて、農業関連団体と連携し、制度の周知・加入促進の3点について力強い支援を求めた。
太田寛市長は「本件については県とも緊密に連絡を取り合っている。要請内容を議会などとも十分に検討し、対策を取っていきたい」と話した。
千國茂組合長は「農家の生産意欲が途絶えないよう、力強い支援を賜りたい」と強調した。
今後、14日にも松本市などへ支援要請を行い、農家の生産意欲維持や手取り確保に繋げていく。