丁寧な販売を 「ネクタリン」本格化

JAグリーン長野
選果品をパックに詰める流通センター従業員
選果品をパックに詰める流通センター従業員

JAグリーン長野で7月上旬、「ネクタリン」の選果が本格化した。今年は4月に発生した数回の低温・凍霜害によって結実量が少ないものの、摘果による着果量の確保など、生産者の徹底した生育管理により、品質良く仕上がっている。JAでは長野市篠ノ井と若穂の2センターで、昨年より3日早い6月28日から「アームキング」の選果を開始。品種を変えながら、9月頃まで全国各地へと旬の味を届ける。
このうち、同市篠ノ井の西部青果物流通センターでは7月5日、数量の多い「メイグランド」「サマークリスタル」を選果。選果担当の従業員が手早く傷の有無や熟度を確認し、光センサー選果機に流す。糖度・大きさ別に分かれた箱詰め担当者が次々と箱へと果実を詰めた。松坂賢一篠ノ井西部青果物流通センター長は「数が少ない年なので、丁寧に販売していきたい」と話した。
JA営農販売部によると、今年は1万7千ケース(1ケース=5.5kg)を見込み、関東・地元・関西・中京の重点取引市場へと出荷する予定だ。

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