東御市立滋野小学校3年生40名は6月27日、市内の若林賢司さんのブドウ畑で種なし「巨峰」の摘粒と袋掛け作業を体験した。
JA信州うえだ東部ぶどう部会と、JA東部地区事業部営農課が協力して取り組む食農教育の体験学習。前回は、房切作業を体験した。
JA営農指導部の小木曽めぐみ営農技術員が、作業方法を説明。写真パネルを使い摘粒と袋掛け作業の方法を説明した。
児童らは二人一組になって真下をむいた顆粒を専用のハサミで切り取っていた。摘粒が終わると、ブドウの房に果実袋を被せた。児童らは、袋に思い思いの絵を描き持参した。作業が終わった園内は賑やかに彩られていた。
児童らは「下を向いている粒を見つけてとるのが難しかった」「最後の仕上げだからちゃんとやらなきゃと思って作業しました」
ブドウ畑所有者の若林賢司さんは「美味しいぶどうには、太陽の光と雨、温度が必要。また、摘粒と袋かけのひと手間かけてくれたので美味しくなると思う。私たち農家はこの後15,000房この作業を行うが、皆さんが楽しくやっている姿をみて、最後まで頑張れそう」と話した。
9月に収穫体験を行う予定。