タマネギの大きさ競う 第4回ジャンボ玉ねぎコンテスト開催

JAあづみ
横綱に輝いた「てらどこ山」(左)と2Lサイズのタマネギ
横綱に輝いた「てらどこ山」(左)と2Lサイズのタマネギ

JAあづみ豊科支所は6月下旬、安曇野市の同所で第4回ジャンボ玉ねぎコンテストを開いた。1支所1協同活動の一環。同所管内ではタマネギ栽培が盛んで、生産振興や産地化に繋げようと2019年に始まった。
コンテストは大相撲に見立てたユニークな企画で、生産者は「所属部屋名」や「四股名」などをエントリーシートに記載して応募。
大きな玉ねぎ部門の甘70―の部で、豊科南穂高の堀内次郎さんの「てらどこ山」が横径151.79mm、重さ1224グラムで“横綱”に輝いた。
大きな玉ねぎ部門は主力品種ごとに順位を決めた。会場の同所に出品タマネギがズラリと並び、横径と重量の計測が行われた。ネオアースの部では、豊科南穂高の赤澤喜夫さんの「南南端アト太郎」が横径126.95mm、重さ645グラムで横綱に選ばれた。
今回は応募対象を豊科地域全体に広げたことで、大きな玉ねぎ部門の出品数は前回の19点から大幅に増え、甘―70の部に25点、ネオアースの部には5点の応募があった。5点の応募があったユニークな形部門では、同地域の理事や営農センター長ら審査員6人の投票で特別賞を決めた。
23年産は好天や適度な降雨により、玉伸びがよく豊作傾向。22年に優勝したタマネギは横径139.16mm、重さ965グラムだったことから「てらどこ山」の巨大さがよくわかる。
加藤岳彦支所長は「タマネギは安曇野の特産品として人気がある。コンテストが農家手取り向上の一助になれば」と願った。

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