フレッシュミズ「Spica(スピカ)」10年目の食育活動 小学生と麦刈り

JAみなみ信州
慎重に小麦を刈り取る児童
慎重に小麦を刈り取る児童

JAみなみ信州女性部喬木支部のフレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」は6月26日、メンバー3人の指導で喬木村の喬木第一小学校6年生と同校近くの15アールの圃場で麦刈りを行った。同グループは「自分たちが作った小麦でパンを食べたい」と2013年から遊休農地を活用した麦づくりを始め、2年目からは収穫した小麦を使ったピザづくりを開始し同校6年生と食育を通じた交流を続けている。当初は調理実習での食育活動であったが、3年前から同校近くの遊休農地を活用して“栽培から食べるまで”一貫した食育活動を行っている。
この日は児童50人がクラスごとに分かれ、事前にメンバーが刈り取りを行い残った部分を児童らが担当。鎌を使い手作業で丁寧に刈り、およそ1時間で刈り取りを終えた。
作業を終えた塩澤晴君(11)は「田植えや稲刈りの手伝いはしているが、麦刈りは初めてでうまくできるか心配だった。稲よりも軽く、みんなで協力し楽しく作業ができた。貴重な経験ができうれしい」と話した。
同メンバーの高橋聡子さんは「梅雨の晴れ間の暑い中児童たちは最後まで頑張って作業をしてくれた。製粉までの作業も一緒に行い今年もピザ作りができると嬉しい」と話した。
同学年の麦づくりは昨年11月の種まきに始まり、2月には麦踏みや草取りなどを手伝い、出来上がった小麦粉を使った調理実習で締めくくる。

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