清涼感届ける花 出荷スタート

JAグリーン長野
出荷物を見本に目合わせする会場
出荷物を見本に目合わせする会場

JAグリーン長野花き部会で振興する「ルリタマアザミ(エキノプス ベッチーズブルー)」が6月28日出荷を迎えた。清涼感のある濃い青色が特徴の多年草で、施設や露地で11戸が、他花き品目と複合栽培に取り組む。7月上旬に出荷のピークを迎える。
同日、長野市篠ノ井の東部青果物流通センターで目揃い会を開催し、生産者8人とセンター従業員が出席。営農技術員から出荷規格と荷造りの注意点を聞いた。出荷規格は「草丈」と「瑠璃玉の数(輪数)」をポイントに選別し、輪数を三角袋や箱に表記することなどを確認。また、輪数の多い上位等級は比較的高単価で取引されることや、丈が規格よりも短いものも取引可能であるため、選別によって数と品質をそろえるように説明した。生産者の一人は「今年から出荷を迎えるので、詳しい選別がわからなかったので、確認できよかった」と話し、いよいよ迎える出荷を喜んだ。
JAによると、7月末頃まで関東や関西の市場へと出荷する見込み。あわせて価格が安定している品目として、部会員を中心に複合栽培を呼びかけ、生産量拡大を図る考えだ。

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