JA信州諏訪花き専門委員会スターチス部会は6月20日と22日、管内JA施設でスターチス出荷査定会を開いた。生産者計33人が出席。出荷規格や鮮度保持マニュアルを確認し、7~8月の出荷最盛期に向け意思統一を図った。
管内はスターチスの夏秋期責任産地。同部会では2023年度、生産者約60人が計400アールでスターチスを栽培する。2024年2月末までに、販売金額1億4,790万円、出荷数量29,000ケース(1ケース50~150本)をめざす。
営農部の職員が、品種「シュニアータ」の出荷規格、選別基準、荷造り上の留意点を説明。また現在、月曜・水曜・土曜の3日目販売を行い、有利販売に努めている。6月24日からは毎日集荷を行うことを確認。また採花後、前処理液へ浸けて鮮度を保持する「鮮度保持マニュアル」を徹底した。
営農部の佐藤勲知係長は「現在、病害の発生はなく、高品質でボリュームのあるスターチスを出荷頂いている」とし、「梅雨の時期は、灰かび病が懸念される。ハウス内をよく換気するなど、日々の管理に注意してほしい」と呼びかけた。
茅野市の生産者の男性は「今のところ順調に出荷できている。3日目販売はまだ慣れないところもあるが、スターチスは日持ちする花なので、消費者にきれいな状態で花が届けばうれしい」と話した。