災害時に役立つ調理法を学ぶ

JA信州諏訪
パッククッキングを学ぶ参加者
パッククッキングを学ぶ参加者

JA信州諏訪女性部諏訪市ブロックは6月22日、JA諏訪中央支所でパッククッキング講習会を開いた。部員11人が参加し、災害時などに役立つ調理法を学んだ。
パッククッキングは、食材を耐熱性のポリ袋に入れて湯煎で火を通す調理法。ガスや電気などのライフラインが停止した際にも、カセットコンロと備蓄した水、ポリ袋、鍋があれば温かい食事を作ることができる。加熱に使った水は再利用でき、袋に入れたまま食器に盛り付ければ洗い物が出ないため節水できるメリットがある。一つの鍋で、複数の料理を同時に作れるので時短にもつながる。
この日、講師を務めた一ノ瀬文枝ブロック長に教わり、「サツマイモごはん」「厚揚げとしめじ、鶏ももの煮物」「米粉蒸しパン」の3品を作った。食材を袋に入れたらしっかり空気を抜くと火の通りがよくなることや、加熱すると袋が膨らむので上部を結ぶことなど、調理のポイントも紹介された。
待ち時間には、一ノ瀬ブロック長が新聞紙を使って作るスリッパとごみ袋を紹介。参加者は、身近な物を使って防災グッズが作れることを学び、防災意識を高めた。
参加した太田美保さんは、「初めてでも簡単に調理できた。災害などの非常時に役立つことを多く学べた」と話した。

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