業務用春キャベツ出荷会議 目揃えなどで確認

JA上伊那
出荷状態にしたキャベツを確認する参加者
出荷状態にしたキャベツを確認する参加者

JA上伊那野菜部会は6月12日、南箕輪村の同JA野菜選荷場で業務用春キャベツ出荷会議を開いた。管内の生産者16人が参加。栽培状況や出荷要領を確認したほか、目揃え用に収穫したキャベツを使って出荷規格を確認した。
同JA管内では春作と秋作の2期作で緑色の寒玉キャベツと赤紫色のレッドキャベツを栽培している。今年は延べ24戸が約8.3ヘクタールで栽培。4500万円の販売高を目指す。このうち春作キャベツは約6.1ヘクタールで、夜温が低かったことによる生育の遅れが見られ、また梅雨時期に入り雨がまとまって降っていることで圃場に水が溜まり、さらに生育の遅れや湿害などが懸念される。
会議では出荷前に同JA担当指導員立ち合いのもと、試し切りを圃場の5ヵ所で行い品質を確認することを条件としたほか、そり葉1枚に調整することなどを説明。また、目揃えでは3月20日に定植し、収穫適期となったキャベツを用意。その場で外葉の残し方や重量、半分に切っての内部の詰まりなどを目で見て確認した。
同JA営農経済部園芸課の小出順誠野菜係長は「天候により圃場ごとの差はあるが、収穫にあたり再度確認いただき優良な品質を確保できるようお願いしたい」と呼びかけた。
春作キャベツの最盛期は7月上・中旬を見込んでいる。出荷したキャベツは主にカットサラダとして販売される。

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