夏秋キュウリ栽培講習会、出荷会議 生育状況から栽培管理を確認

JA上伊那
羽鳥さんの指導を受ける生産者ら
羽鳥さんの指導を受ける生産者ら

JA上伊那野菜部会は6月14日、夏秋キュウリの栽培講習会と出荷会議を開いた。管内2会場で行われ、合わせて生産者28人が出席。本格的な出荷を前に出荷要領などを確認した。また、キュウリ専門メーカー、株式会社ときわ研究場、営業本部エリア部長の羽鳥務さんを講師に今年の生育状況を踏まえた栽培管理を学んだ。
管内のキュウリは春、夏秋、抑制の3作型で栽培している。4月上旬から10月にかけて出荷しているため市場からの評価も高い。このうち露地で栽培する夏秋キュウリは3作型で最も多く作られている。今年は6月上旬の大雨の影響もあり、生育は例年より5日ほど遅れ気味。収穫の最盛期は7月中旬から8月中旬となる見込みだ。
この日、中川村の会場には生産者10人が出席。上久保和芳さんの圃場で、定植後から梅雨時期にかけての栽培管理について指導を受けた。
講師の羽鳥さんは「高さ50センチくらいまでについた雌花は、この時期にすべて摘み取ることが大切。この作業をすることで品質の良いキュウリを夏の期間にしっかりと収穫することができる」と説明した。
同JAでは降雨の多いこの時期は斑点細菌病や黒星病が発生しやすくなるため、薬剤散布などの予防防除を呼びかけている。

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