JA上伊那管内で大麦「ファイバースノウ」の刈り取り作業が進んでいる。最盛期を迎えた6月8日、宮田村の農事組合法人みやだでは朝から刈り取り作業が行われた。
今年度の管内の作付面積は約215ヘクタール。4月の凍霜害により、実が入らない心配があったものの影響も少なく順調な生育となった。
同法人では約34ヘクタールで栽培。雑草となるカモミールの発生を抑えるため、播種が終わった12月に希望者を取りまとめ、共同防除として農薬散布を行った。今年は5月30日より収穫を開始。同法人の組合員は「雑草が少なく順調に収穫が進められている」と話した。
この日は同法人の組合員6人が作業にあたった。コンバイン2台を使い、約2ヘクタールの圃場を刈り取った。作業にあたった組合員は「梅雨になったので天気を気にしながら事故無く進めていきたい」と話した。
管内の収穫は6月末まで続く予定。刈り取られた大麦は全量、同村の宮田カントリーエレベーターに持ち込まれ乾燥、調整される。調整後は県内外に出荷され、主に麦茶の原料として使用される。