JA上伊那営農経済部米穀課は6月5日から9日まで管内4会場で大豆栽培指導会を開いた。播種適期となる6月に毎年開催していて、このうち7日に宮田村の同JA宮田支所で開かれた指導会には生産者11人が出席。情勢や栽培のポイントなどを確認した。
国産大豆は全国的に豊作の年と凶作の年の差が激しく、生産量が安定しない。そのため、国産大豆の需要拡大には数量・品質・価格の安定化が必須となっている。
管内では主に「ギンレイ」と「ナカセンナリ」を栽培。このうち村の生産者が栽培するのは「ナカセンナリ」で、収穫した大豆は同JAを通じて地元企業へ出荷。豆腐や厚揚げ、おからドーナツなどさまざまな加工品として販売されている。
指導会では上伊那農業農村支援センターの職員を講師に圃場の選定と土壌改良についてや圃場の排水対策と干ばつ時のかん水についてなど、4項目で栽培のポイントを説明した。
指導会全体を通じてJAの担当指導員は「今回の指導会を実際の管理に活かして品質アップにつなげてほしい。何かあれば指導員に気軽に相談して」と呼びかけた。