JA上伊那野菜部会は6月9日、管内2会場ですいか栽培指導会を開いた。このうち、飯島町の同JA飯島支所で開いた会議には南部地区の生産者11人が参加。販売情勢や栽培管理について説明を受けたのち、生産者の圃場へ行き確認した。
管内では主に種無しすいかを中心に栽培している。出荷したすいかは株式会社R&Cながの青果を経由して株式会社イトーヨーカ堂へ販売。(株)イトーヨーカ堂で食味合格となると、種無しすいかは「スイーツキング」として販売される。
今年は3~4月が高温で推移し、生育は10日ほど早まっていたものの、以降は夜の気温が低くなったため、現在は平年通りの生育状況となっている。今後は雨による葉の変色やダニ・アブラムシといった害虫の影響が懸念される。
指導会ではJA担当職員がツルの仕立てや交配、着果の注意点などを説明した。圃場では種苗会社の担当者が栽培管理や病害虫防除について説明。参加者は自らの圃場と比較しながら話を聞いた。
JA担当指導員は「今後の天気に注意を払い、糖度ののった甘いすいかになるようお願いしたい」と話した。