JA信州諏訪は料理教室に力を入れている。グループごとテーマを設けてレシピを用意し、皆で協力して調理。新型コロナウイルス感染症の5類移行後、4年ぶりの実食も再開し、それぞれのメニューへの学びを深めている。
女性部茅野市ブロックは6月8日、部員7人が参加し、「牛乳料理教室」を行った。6月が牛乳月間であることから、部員から「牛乳を使った料理を学びたい」との声を受け、事務局が企画。3、4人の班ごと「ミルクスンドゥブ」「キャベツのヨーグルトサラダ」「ミルク茶わん蒸し」「みたらしミルク餅」を調理した。
栁澤和枝ブロック長は「皆で話し合いながら、1品ずつ調理を進めることができた。牛乳を使った料理を覚えられたので、積極的に購入し、酪農農家を応援したい」と話していた。
JA女性大学院食農グループは6月12日、大学院生6人が参加し、「郷土食料理教室」を行った。同グループはJA女性大学の卒業生で結成し、毎月1回、自主的に活動している。今回は、凍みを生かした保存食の調理法をテーマに、大学院生同士でレシピを提供し合った。皆で手分けして「凍み大根のおやき風」「凍み大根の煮物」「凍み豆腐の含め煮」「凍み豆腐のあんかけ」「凍み豆腐のあべかわ」を調理した。
諏訪市の山田弥生さんは「参考になる調理法を教えてもらえてうれしい。自分でも秋にダイコンの種をまいて、来春に凍み大根をつくってみたい」と話した。
完成後は両グループとも実食を行い、調理のポイントや味の感想を伝え合った。