第48回畜魂祭 家畜の尊い命に感謝

JAあづみ
家畜に感謝し、礼拝する千國組合長(右)と宮澤清専務(左)
家畜に感謝し、礼拝する千國組合長(右)と宮澤清専務(左)

JAあづみは16日、安曇野市豊科のJA本所で家畜を供養する畜魂祭を開いた。畜産部会代表者やJA役職員、行政関係者ら約30人が参列。
敷地内の畜魂碑前に祭壇を設け、一人一人玉串を奉納した。食用として命を捧げた牛や豚、鶏、兎などの御霊に感謝し、畜産事業の発展を願った。1976年から始まり、48回目となる。
千國茂組合長は「私たちの食卓は家畜の尊い命によって成り立っていることを忘れてはならない。厳しい情勢の中でも、畜産経営に寄り添っていきたい」とあいさつした。
同JAの畜産専門委員長と酪農部会長を兼任する太田亨さん(47)は「畜産業を取り巻く環境は飼料費や光熱費などの高騰によりかつてないほど厳しいが、法令遵守はもとより堆肥処理などを徹底し、安全・安心な畜産物を消費者に届けたい」と力を込めた。

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