児童が大豆の豆まき 収穫後は豆腐作り

JAあづみ
JA職員(左)の指導を受け、種を蒔く児童ら
JA職員(左)の指導を受け、種を蒔く児童ら

次世代のこどもたちに食や農の大切さを伝える食農教育「あぐりスクールサポート事業」がスタートした。8日、同事業の一環で安曇野市立三郷小学校2年生の大豆の種まき体験学習をサポートした。収穫後にはJAあづみ女性部の指導のもと、豆腐作りに挑戦する。
JA職員5人が手分けして指導を行い、児童157人が同校に隣接する畑に「ナカセンナリ」の種をまいた。豆をまく前には、総務開発事業部総務課の三澤文彦課長代理が大豆のまき方や水くれのタイミングなど栽培上の注意事項を説明した。
児童らは、15センチ間隔で均等に種がまけるよう作成したロープの赤い目印に沿って穴を掘り「鳥に食べられないようにしっかり土を被せないと」などと注意し合いながら約1時間作業をした。
今後、生育管理は児童や教諭らが行い、順調に生育が進めば11月中旬頃に収穫。2023年12月頃にはJAあづみ女性部の指導で豆腐作りをする予定だ。
初めて大豆の豆まきをしたという児童は「大きく育てて、たくさん豆腐を食べたい」と嬉しそうに話した。
担当教諭は「ほとんどの児童が初めての種まき。大豆に関する知識はあるが、実際に栽培して学ぶことの方が多い。汗をかいて一生懸命育てていきたい」と意気込んだ。
三澤課長代理は「自分たちで苦労した体験は一生の宝になる。この体験が給食など『食』を大切にするきっかけになれば嬉しい」と話した。

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