お米の魅力を伝えよう 丸山小の米づくり

JAみなみ信州
一列に並んで手植えをする児童ら
一列に並んで手植えをする児童ら

飯田市今宮町の丸山小学校5年生74人は13日、同校構内のおよそ1アールの田んぼで田植えを行った。JAみなみ信州上郷支所も米づくりに協力しており、この日も職員3人が作業を見守った。同校では総合学習で米づくりに取り組んでおり、今年度は「お米の魅力を伝えよう」をテーマに米の現状や課題なども学んでいる。発表の場を設け、地域に向けてお米の魅力を発信することも予定している。
この日は飯田下伊那産のうるち米「天竜乙女」を手植えで植えた。児童らは田んぼの両端から張った目印のついた紐に沿って一列に並び、等間隔に苗を植えた。最初は泥の感触に驚き、足を取られていた児童も徐々に慣れスムーズに作業を進め、およそ1時間で作業を終えた。作業後には「カレーと一緒に食べたい」や「米粉にしてパンにしたい」など収穫を楽しみにしていた。
作業を手伝った同支所営農課の清水俊行課長は「泥に触れ楽しそうな姿が見られてうれしい。特別な体験になり子どもたちの心に残ったらうれしい。これからも米づくりを支えていきたい」と話した。
担任の髙見澤梓教諭(26)は「米づくりを通して食への関心やその大切さを学び、まずは自分たちがおいしく食べようという意識ができている。今日は泥の感触を楽しみながらつくる大変さを体験できた。これからもつくる、食べる様々な視点から学びを深めていきたい」と話した。
同校では今後田んぼの管理を児童が中心になって行い、収穫した米をどのようにするかも児童らで考えていく。

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