特産のあんず初出荷

JAながの
あんずの状態を確認しながら出荷準備をする職員
あんずの状態を確認しながら出荷準備をする職員

JAながのでは6月11日、千曲市の森集荷所と更級集荷所で、特産のあんずの出荷を開始した。早生種の「平和」を中心に300ケース(1ケース2キロ=500グラムパック4個)を東京や県内の市場へ出荷した。出荷は7月上旬まで続き、JA全体では200トンの出荷を見込んでいる
今年の生育は、春先の高温により過去3番目に早い3月22日に開花。しかし4月の凍霜害の影響で結実不良となったものの、事前のJAによる注意喚起や生産者の情報共有をして対策を講じたことで、前年比80%の出荷量が確保できた。
評価基準や検査体制の打合せをした後、集荷所へ生産者から持ち込まれたあんずをJA職員が大きさや色合いなどを確認した。担当のJA職員は、「凍霜害の影響もかなり心配はあったが、無事出荷を迎えられてほっとしている。最盛期に向けて集荷所の体制を整えながら、消費者の方においしいあんずを届けたい」と話した。今後は加工向の「昭和」「信州大実」「信月」や生食向「ハーコット」や、その中から一定の品質基準をクリアしたプレミアムブランド「杏月(きょうづき)」などがリレー出荷される。

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