JA青年部 地元小学校児童と米作り

JAみなみ信州
地元青年部員の指導で田植えを行う児童
地元青年部員の指導で田植えを行う児童

JAみなみ信州青年部山本支部は7日、飯田市竹佐の山本小学校5年生2クラス42人が行う田植えの講師を務めた。以前は地元生産者が行っていたが、若い人に任せたいと同青年部に相談があったことから始まり、11年間交流を続けている。同校構内にある1.5アールの田んぼでは、田起こし、代掻きも同青年部が指導して一緒に行っており、児童らは張り切って田植えを迎えた。
この日は同青年部員5人とJA職員3人が指導にあたり、1クラスごと田んぼの両端に分かれ目印の紐に沿って田植えを開始した。慣れない泥の感触に歓声をあげ、途中で田んぼの生物を見つけながら手植えで丁寧に作業を進め、およそ一時間で作業を終えた。
同青年部の市村寛支部長は「初めて経験する児童も多いが、みんな説明を良く聞き手際よく行ってくれた。収穫までの生育を観察し、どのようにお米ができるか学んでほしい」と話した。
5年2組担任の髙坂宏樹教諭は「田起こしから田植えまで天候に恵まれ順調に行えた。お互い教え合いながら作業を進めるなど、地域の皆さまの熱心な指導で児童たちは積極的に取り組んでくれている」と話した。
今後は水管理や草取りを児童が行い、10月には稲刈り、はざかけ、脱穀までの作業を行う予定。また収穫したお米を使った交流会を計画している。

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