ブルーベリー圃場巡回と出荷説明会 栽培技術やテクニックなど意見交換

JA上伊那
園地を見ながら情報交換する生産者ら
園地を見ながら情報交換する生産者ら

JA上伊那果樹部会ブルーベリー専門部は6月2日、ブルーベリー圃場巡回と出荷説明会を開いた。この日は中部や北部地区の園地が対象。圃場巡回には生産者12人が参加し、自身やほかの生産者の園地を見学した。
上伊那のブルーベリー栽培は、実の近くの混み合った葉を取ることを推奨している。そうすることで風通しが良くなり虫の発生を抑えることができるほか、収穫がしやすくなるというメリットがある。ほかの栽培方法のブルーベリーと糖度の差もないため、管内ではこの栽培方法を採用している。
巡回当日は2班に分かれ、それぞれ5つの園地を見学。同JA担当指導員が指導するほか、自分の園地と比べた際の細かな栽培技術の違いや経験年数によるテクニックなど、品質向上に向けて生産者同士で積極的に話し合った。
その後の出荷説明会には21人が出席。出荷が始まる前に出荷要領についてなど担当指導員から説明があった。
同専門部の征矢博専門部長は「今回見た中ではどの園地も順調な生育となっている。高品質のブルーベリーを出荷し、上伊那を盛り上げよう」と呼びかけた。
またJA担当指導員も「実がしっかりとついていて、豊作だった去年並みの数量が期待できる。過熟に注意した適期収穫をお願いしたい」と呼びかけた。
中部・北部地区の出荷は6月中旬から下旬を予定。南部地区ではすでに出荷が始まっている。

MENU