JA上伊那田植え交流会 生産者、JA、消費者が交流

JA上伊那
手植えを家族で楽しむコープあいち組合員
手植えを家族で楽しむコープあいち組合員

JA上伊那の米や野菜などの出荷先である愛知県の生活協同組合コープあいちは5月27日、駒ヶ根市赤穂の株式会社北の原ファームの田んぼで田植え交流会を開いた。新型コロナウイルス感染症の影響により4年ぶりの開催となった今年は、コープあいちの組合員約50人が参加。田植えを通じて生産者と同JA、消費者である組合員間の交流を深めた。
コープあいちは「あいちを食べよう 日本の食を大切に」というスローガンを掲げ、食料自給率のほか、組合員に地元の食・日本の食を今一度捉え直してもらい、体験を通して国消国産やJAとのつながりを感じてもらおうと活動している。今回は交流を通して親子で米の良さやおいしさを改めて感じてもらおうと企画した。また、コープあいちには上伊那産の農産物に魅了された小牧市、犬山市、春日井市などの組合員でつくる「上伊那の会」があり、愛知県の店舗で上伊那産の米や野菜、きのこのPR活動や今回のようなイベントの計画など普及活動に取り組んでいる。
交流会当日、コープあいちの組合員は同社や同JAの指導のもとコシヒカリの手植えを体験。組合員の子どもらは慣れない泥に驚きながらも、手植えに楽しさを感じ夢中になって苗を植えた。
参加した組合員は「地元でなかなか体験できないことを親子で楽しめた。今回の体験を通じて農家の思いや大変さを知ることで米を食べようという気になったし、子どももそう感じたと思う」と話し、その組合員の子どもは「とっても楽しかった。またやりたい」と笑顔で話した。
その後、組合員とJAは上伊那産のコシヒカリを使ったおにぎりなどで昼食を取りながら、同会が用意した米に関するレクリエーションで交流。9月には稲刈り交流会を開催する予定だ。

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